Q8外用薬はどんなものがありますか?
現在、保険適用薬として抗コリン作用をもつ外用薬が承認されております。原発性腋窩多汗症に対して2剤(5%ソフピロニウム臭化物ゲル製剤(エクロック®ゲル)、2.5%グリコピロニウムトシル酸塩水和物(ラピフォート®ワイプ))が、原発性手掌多汗症に対して20%オキシブチニン塩酸塩ローション製剤(アポハイド®ローション)が処方可能となりました。これらの抗コリン外用薬は、交感神経末端から分泌されるアセチルコリンが汗腺のアセチルコリン受容体に結合することをブロックする薬であり、1日1回毎日適用部位に外用することで発汗を抑制します。
また、保険適用外の薬剤として、塩化アルミニウムの20~50%アルコール溶液あるいは水溶液が一般的に使われています。上記の発汗部位以外にも使用が可能ですので、主治医と相談の上、ご自身に適した外用薬を処方してもらいましょう。

